パリ展示会 ~コレクション編~

scylt/ 2月 1, 2020/ ブランド活動の徒然/ 0 comments

先回のパリ宿泊編に続き、今回は展示会情報を徒然

文章よりも、イメージを多めに。

とりあえず、再びこの画像

TRANOI 展示会場:La Bourse des Paris  歴史というスケール・・・

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tranoi 会場

ノベルティバッグから、しゃれとる

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そして、会場の中に。

インスタにもアップしていた、中央のイケてるインスタレーション。会場が旧証券場とのことで、あいつ。誰が考えたか、、、やりおる

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自分のブースは、この会場入り口から入って、メイン通路、このインスタレーションスペースの角。抜群の位置にセッティングされており、かなり満足と

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歴史あり、知名度あるTRANOIとはいえ、展示会の什器自体は決して高級なものではなく、ミニマムなルックス。今年は白で統一された、テーブルセット&3本のラック。服を着せるマネキンを借りましたが、クオリティが低く、服が素敵に見えないので、本部に文句を言っておきましたwww

ちなみに、今後、海外の展示会参加を考えている人のために、内情を少しお披露目

TRANOI出展費は、ウェア部門の一番小さいスペース枠で、3日間約5000ユーロ、日本円で65万超かかります。勿論、渡航費、宿泊費、生活費などは別途です。日本の展示会であれば、大体は参加費30万位~、ニューカマー枠で15~20万円位から参加できる所もありますので、それと比較すると、2.5倍くらいはかかるイメージです

ただし、、小生のブログでもちょこちょこ名前を出している「JETRO」貿易産業機構が、海外支援開発のために、半額援助をしており、

小生も今まで、3回海外出展しておりますが、その都度利用させてもらってます。

また「初出展」の場合は、「東京都」の海外支援サービスもあり(今もあるかな・・?)、それが1社50万円くらいの枠を用意してるので、実質、出展費用は無料で参加できます。

今後も日本企業の海外進出支援のために、ずっと続けてほしいサービスですが、JETRO内でファッション班の予算が取れなければ、継続できない事情もありますので、海外進出を狙っている人は、利用できるうちに利用するのも一つの手段かと思います。

TRANOI以外の展示会、 MAN/WOMAN などにも支援をしております。こっちの方が規模も大きく人気のある展示会で、名のあるブランドも結構出てます。

今回の参加規模でいえば、 TRANOIの全参加ブランドは70若、一方MAN/WOMANは160超。

うち日本ブランドの出展割合は、TRANOIで1割、MAN/WOMANで2割くらいになります。

それぞれ出展ブランドの傾向があるので、雰囲気の合ってる方を選ぶのが良いと思います。(展示会主催者審査があります、人気のMAN/WOMAN はより厳しめです)

年々、バイヤーの目も、お財布事情も厳しくなっておりますが、なんだかんだ、このパリのファッションウィークに、買い付けに顔を出し、展示会にも目を通す人は多いので、小生のようにワンチャン狙って出展していくのも、ブランド営業の一つかと思います。

また、長くなってしまったので、またイメージを先行して。scyltの新作サンプルを

1本目のラックは、canvas シリーズ 前コレのシャツも持ってきてまとめて。

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2本目のラックは、リゾート用。新作の綿・リネンの2シャツと前コレのローンのシャツでまとめ。

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3本目は、ツィードシリーズ。裏地を付けたシャツアウター含め。唯一の秋冬もの。

実は、今回の展示会はAW展。隣のブースはダウンコートのブランド。チ~ン・・・

シャツのブランドとは言え・・・ルール無視し過ぎwww

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全体を通じて言えば、

昨年秋、オーダーシャツのお客様I様のリクエストからはじまった、「ペインティング」を、今シーズンの一つのテーマにして、scyltらしく、あくまで WH&BK、そしてecruがアクセント、のイメージでまとめた形となります

1つずつ見ていくと・・

かなりトレンドに寄せてますwww

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s-20200119_122522そしてあと少し、前シーズンのリゾートシャツやキャンバスシャツも持っていき、合計17枚と。

バッグも持ってったり。

15792537174862相変わらず、会場中で最も少ないサンプル数のブランドの一つでした。

ちなみに今

この新作シャツのモデルイメージ撮影の計画を練っているので、次回ホームページのイメージ画像更新とともに、インスタ絡めながら見せられると思います。

帰国後、スタイリング用にロングパンツ作ったりしてます

ていうか、展示会に間に合ってない・・・(笑)

追伸

今回ブースに訪れたvisitorの中に、「inspired by CHANEL 、CHANELメンズ版だね?」

とブランドを気に入って声をかけてくれた人がいました。

小生のモノ作りは、

Coco Chanel の ”simple and ellegance “を、それがメンズであるところにおいて ”sexy” が加わるところを目指しており、

実際には足元にも及びませんが、そのムードとイメージを感じ取ってくれた人がいたことは一つ嬉しい出来事でした。

正直、展示会に参加し、バイヤーにオーダーをしてもらう所のゴールに対して、毎回かなりの難しさを感じている状況であり、

常に自分のやっていること、デザインに、見せ方に、つまりはブランディングに、

間違っているのではないか?と自問を繰り返し、煩悶している毎日。(実際、既存のファッションブランドの枠組みからは逸脱してます)

そんな中で、オーダーシャツのお客様を筆頭に、時に、小生のブランドを好んでくれる方々、そして支持してくれる方々に、こうしてめぐり合い、声をかけて貰う事は

文字通り「独りで」もがきながら続けていてる無名のデザイナーにとって

少なからず、誇りと自信と、次のエナジーを与えてもらえます。

「サステナブル」が叫ばれる世の流れですが、

つまり「力の続く限り」、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います

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