縫製現場 視察&打ち合わせ

scylt/ 8月 9, 2016/ ブランド活動の徒然/ 0 comments

シャツ作成において、縫製は最も大切な要素の一つ。

先日、その縫製工場の視察&打ち合わせに千葉に行って来ました。

「シャツといえば、ナポリ」ですが、

それはナポリに、ハンド工程を特徴にした凄腕のアトリエが多数集まり、

それぞれのアトリエがシャツブランドとして、世界中に多くのファンを持っているから。

代表的な所は Luigi Borrelli , Barba 、ほかにも、

Maria Santangelo ,Anna Matuozzo, salvatore Piccolo , Giovanni Inglese ,Finamore   etc 数え切れん・・

彼らは、そのハンド技術の工程数や、独自のパターン・縫製テクニック、

もしくは、その歴史によってブランドアイデンティを主張しています。

自分自身も何着か、ナポリ系のシャツを持っていますが、

手まつりで仕上げる アームホールや衿ぐりの着心地の柔らかさは、

マシンメイドではなかなか実現できないものと確かに言えます。

 

そんな恐るべし技術に裏打ちされた、伝統のナポリシャツを

日本で具現化している工場さんが、今回の目的の場所。

 

社長に早速お話を聞かせてもらうと・・

某大手百貨店さんのオーダーサロンの工場として

バイヤーからの高度な要求に応えていくうちに、徐々に

ハンド工程を習得し、また独自の縫製技術を編み出していったとのこと。

 

可能なハンド工程数は、なんと17か所!!!

まさかの 「釦ホール」手縫い作成も可能!!

イタリアから専用の手縫い糸まで取り寄せるこだわりよう!!

また、その縫製技術の中には、

「特許」すら取得しているものまであるとのこと!!!

恐るべし・・・千葉ニュータウン中央・・・

社長の話を聞き、感服させられながらも・・、自分も負けじと、シャツ作りへの

想いや考えをぶつける。 ていうか、

社長の言う、「ネクタイ無しで様になる衿」

それ、まさにscylt の衿のコンセプト そのもの!!!

いやいや、色々な話を聞かせて頂き、大変勉強になりました。

 

現場にもお邪魔させて頂き、写真も数枚。

ここは、本社工場ではないので、かなり小さめ。人数も5人ほどで回してます

日産枚数:5枚 とのこと。大手工場であれば、日産 200枚位は縫えますか

ら、規模の違いはもちろんとはいえ、、手間暇を惜しまずハンド工程に向き合っ

ているその姿勢たる故でしょう。

予定よりもだいぶ時間が経ってしまいましたが、うむうむ充実の時間。。。

そろそろお暇をと、帰り際には

「ここの工場長にならない?」と誘われる一幕も。

ありがたいお言葉に心が揺れながら、一人、北総線に乗り込み、

「日本一」のスカイツリーを目指す 自分を噛みしめて 帰社帰社

衿のプレス機

衿のプレス機:一発で衿仕上げ

衿の糊付け

衿の糊付け:昔ながらのブラシ付け    あまり多用はしないらしい

プレス仕上げ

プレス仕上げ:一つ一つ丁寧にプレス仕上げ

 

 

 

 

 

 

 

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