日経MJ 掲載 

scylt/ 8月 20, 2016/ ブランド活動の徒然/ 0 comments

日経MJ日経MJ 2016/8/15 号

ファッションページ、クリエーター特集に掲載頂きました。

そもそもは、2月中旬に出展していた総合展示会:rooms にて、scylt ブースを

チェックして頂いたようで、半年の月日を経て、取材申し込みを頂いた次第です。

内容は、限られた文字数の中で、十分にまとめてくれている感じですが、説明不足で正確ではない表現も。。。 伝え方を少し反省。

ただ今回、「広報」としての価値以上に感じた事を

当時を振り返りながら、徒然と。

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取材時に、聞かれるであろう質問は予想に難くない

・ブランドを作った背景?

・ブランドのコンセプト?一言であらわすと?

・なぜ、シャツだけなのか?

そして実際、聞かれたこともやはり、この3つ。

改めて、自分と、自分のブランドを客観的に見直す作業に迫られる。

その中でも、おそらく最も重要で、今後も一番聞かれるであろう質問

「なぜシャツなのか?」

傍から見れば、珍しいのかしら

そういえば、rooms でも隣のブースのデザイナーに聞かれた気が・・

 

僕が思うに、シャツは、着る人の個性が最も出やすい。

元々、下着として生まれ、

裸の上に羽織るもの、着る人の最も素に近いアイテムだから。

ボタンの開け閉め一つで、セクシーにもモードにもなり、

衿の形一つで、トレンドを表し、

素材の風合い一つで、カジュアルにも、フォーマルにもなる。

衿やカフスの大きさは、その人の精神やポジションを表し、

色や形は、社会的な意味を象徴する。

記号としての存在意義と、その人の個性や気分を同時に表現しうるのは

シャツならではないだろうか?

 

そんな奥の深い シャツ をデザインする際、

パターンから引く、縫う、そして着る、

その繰り返しでしかわからない事があると自分は思っていた。

必然、他のアイテムに時間をかけている余裕は無かった。。。

僕からすれば、他のデザイナーズブランドが

シャツの「衿」をかくも容易くやり過ごしているのをみて、愕然とする。

彼らにとってシャツは、ブランド世界観の一つのアイテム。

それ故、カジュアルシャツは作れても、「ドレスシャツ」は作れない。

 

「なぜシャツなのか?」

単純にシャツが好きだった。

ただし同時に、シャツに、自分も追い込まれた。

 

とある 起業家 に、言われた。

やるなら、「日本一」を目指さなければいけないし、

「日本一」でなければ、自分=ブランド=ビジネスとしての価値は無い。

「なぜシャツなのか?」 そして、それが、「なぜあなたなのか?」

今もずっとそれを問い続けながら、

今日もシャツを作る。

「ドレスシャツ」を 作る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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